港北区が所属する「神奈川7区」から2人の衆議院議員が誕生しました。昨日(2017年10月)22日(日)に投票が行われた第48回衆議院議員総選挙では、小選挙区で自民党の鈴木馨祐(けいすけ)さん(40歳)が4回目の当選を果たすとともに、立憲民主党の中谷一馬(かずま)さん(34歳)が比例区南関東ブロックで復活当選し、7区では14年ぶりに2人の国会議員が生まれることになりました。
今回の神奈川7区は、0時30分を過ぎてもNHKが当選確実が出せないほどの激戦区となりましたが、0時35分を過ぎると、NHKなどが小選挙区での鈴木さん当選確実を報じ、比例区では中谷さんの復活当選を伝えました。
比例区は、所属する政党が決めた名簿の順位と選挙区での惜敗率(せきはいりつ)によって、選挙区で負けても“復活当選”が可能となる仕組み。中谷さんは、小選挙区で鈴木さんに敗れたものの、立憲民主党の南関東ブロック重複候補者のなかで高い惜敗率となったため、初の当選となりました。
なお、希望の党から出馬した川野案さん(35歳)は、港北区の篠原中学校(篠原町)を卒業するなど地元出身で、港北区や都筑区から選出された民進党の県議会議員や市会議員が支援したものの、出馬が公示直前だったこともあり、浸透を図れませんでした。
小選挙区で当選した鈴木さんは、1977(昭和52)年2月生まれ、英国ロンドンの出身で小学校は目黒区で卒業。東京大学法学部から大蔵省・財務省を経て、“郵政解散”と呼ばれた2005年8月の衆院選で比例南関東ブロックから自民党の単独候補として出馬し初当選。
民主党政権が誕生した2009年7月の総選挙では神奈川7区から出馬したものの落選し、次の2012年11月の総選挙で復活。その後は神奈川7区で連続当選を果たしています。
自民党内では、安倍晋三氏や麻生太郎氏ら5人の総理大臣経験者を輩出した“若手の登竜門”と呼ばれる青年局の局長を昨年(2016年)8月からつとめているほか、2014年には国土交通省兼内閣府の政務官を歴任しました。
比例で復活当選した中谷さんは、1983(昭和58)年8月生まれ、川崎市立日吉中学校の出身で、横浜平沼高校や呉竹鍼灸柔整専門学校(新横浜)を卒業。飲食店の経営や、現在一部上場のITゲーム会社となったgumi(グミ)の前身企業での創業メンバーなどを経て、2007年から菅直人元総理の秘書。
2011年4月の神奈川県議会議員選挙(定数4)に港北区選挙区から民主党(当時)の公認で出馬し、4位で初当選しています。
1期目途中の2014年11月に神奈川県議を辞職し、前回衆院選に神奈川7区から出馬したものの、野党の候補者乱立もあり、自民党の鈴木馨祐氏にダブルスコアで敗退。その後、綱島など港北区内に拠点を構え、地域の活動に参加するなど再起を期して活動を続けていました。
神奈川7区は中選挙区時代の旧「神奈川1区」(定数4)を分割し、港北区と緑区(1994年に分離した都筑区域も含む)区域に設けられた衆議院の小選挙区で、1996年の弟41回総選挙時から誕生。人口増加により2002年には緑区域が神奈川8区に分割され、港北区と都筑区の2区全域を含む選挙区となりましたが、その後も人口は増えているため、今回の総選挙では都筑区の荏田地区が8区へ移されています。
なお、神奈川7区から複数の議員が誕生したのは、2003年11月の総選挙で首藤信彦さん(民主党=当時)が小選挙区で当選し、鈴木恒夫さん(自民党)が比例区南関東ブロックで復活当選して以来14年ぶりとなりました。
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・きょう10/21(土)は選挙運動最終日、午後に日吉駅前で大物閣僚と話題の党首が演説(日吉新聞、2017年10月21日、激戦を反映して大物が最終日に応援へ訪れた)
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